ヴェルファイアの中古は値上がりする?価格変動の要因や今後の動向を解説
ヴェルファイアの中古車を購入しようと検討している方にとって、気になるのが値上がりしているという噂かもしれません。近年のヴェルファイアの中古車価格は、実際のところどのような値動きをしているのでしょうか。
ヴェルファイアの中古車の価格の実態を解説し、加えて価格変動要因や今後の動向についても確認します。
目次
ヴェルファイアの中古車は値上がりしている?
ヴェルファイアの中古車が値上がりしているのかどうか、現状を正しく理解するには、世代別の価格動向やライバル車との比較が欠かせません。
現行の40系と先代の30系では市場における評価が異なり、姉妹車アルファードとの間にも微妙な価格差が生じています。
ガリバーによるリセールバリューの具体的なデータをもとに、各モデルのリセールバリューの推移や市場での評価について詳しく見ていきましょう。
ヴェルファイア(トヨタ)のリセールバリュー|中古車販売・車買取のガリバー
ヴェルファイアの1年~3年落ちのリセールバリュー
1年~3年落ちのヴェルファイアは、リセールバリューが36.4%~113.9%という高水準を維持しており、中古市場でも新車価格に近い、あるいはそれを上回る価格で取引されているケースもあります。なぜこれほどの高値が付くのでしょうか。
特に2023年6月に発売された現行型のZ Premierグレードは、新車価格が650万円以上と高額であるにもかかわらず、相場は前月から急上昇しています。
加えて、走行距離が少なく状態の良い個体が多いことも、ヴェルファイアの中古の値上がりを後押ししている要因です。年式が新しいため、内外装の劣化が少なく、最新の安全装備や快適機能が搭載されている点も人気が高い理由でしょう。
ヴェルファイアの4年~5年落ちのリセールバリュー
4年~5年落ちのヴェルファイアは、リセールバリューが26.7%~76.5%の水準を維持しており、中古市場では比較的安定した価格帯で取引されています。
この年式帯は、1年~3年落ちと比べると値上がり幅は小さいものの、購入価格を抑えながら高年式車の恩恵を受けられる点が魅力です。新車価格が440万円前後だったモデルが、現在でも200万円台後半~300万円台前半で流通しているケースが多く見られます。
この年式帯は、初度登録から車検を一度経過しているため、車両のコンディションの見極めをしやすいという利点もあるでしょう。
さらに、30系後期型は充実した装備を備えながら、現行型より手頃な価格で購入できるため、コストパフォーマンスという視点では最適な選択肢といえます。
ヴェルファイアの6年~8年落ちのリセールバリュー
6年~8年落ちのヴェルファイアは、リセールバリューが16.3%~81.4%程度まで低下しますが、それでも他のミニバンと比較すれば高い水準を保っています。
新車時価格が約335万円~約760万円だったモデルが、現在では150万円台~250万円台で購入できるため、予算を抑えたい方にとって魅力的な選択肢でしょう。
30系前期型から中期型が中心となるこの年式帯は、装備面では最新モデルに劣るものの、ヴェルファイアならではの高級感と広い室内空間は健在です。
価格と品質のバランスを考えると、初めてヴェルファイアを購入する方や、セカンドカーとして検討している方には最適な価格帯といえます。
ヴェルファイアの9年落ち以上のリセールバリュー
9年落ち以上のヴェルファイアは、リセールバリューが0.6%~70.6%程度まで低下し、価格下落の傾向が顕著になります。
新車時価格が約320万円~約670万円だったモデルが、現在では100万円台~150万円台で購入できるケースが多いでしょう。20系後期から30系初期にかけてのモデルが中心となり、走行距離は10万km前後の個体も珍しくありません。
低価格で手に入る魅力はあるものの、経年劣化による修理費用の増加リスクもあるため、維持費を含めた総額で判断することが賢明です。
ライバル車アルファードの動向は?
ライバル車であるアルファードもヴェルファイアと同様に高いリセールバリューを維持しており、両車は兄弟車として市場での評価が近い水準です。
しかし流通台数を見ると、アルファードのほうが圧倒的に多く、ヴェルファイアの約4倍の在庫が中古車市場に出回っています。
ヴェルファイアは希少性が高いため、同グレード・同年式で比較するとアルファードより5%~10%程度高値で取引される傾向があるでしょう。特に40系のヴェルファイアは、アルファードよりも激しい値上がりを見せました。
一方で、アルファードのほうが認知度が高く、購入層の裾野が広いという特徴があります。そのため売却時の買い手が見つかりやすく、換金性の高さではアルファードに軍配が上がるケースも少なくありません。
ヴェルファイアの中古車が値上がりしている要因
ヴェルファイアの中古の値上がりは、年式や世代によって異なる様相を見せます。なぜこれほどまでに中古車価格が高騰しているのでしょうか。
そこには複数の要因が複雑に絡み合っています。価格高騰の真相を正しく理解することは、今後の購入タイミングを見極める上で欠かせません。
ここからは、ヴェルファイアの中古車価格を押し上げている主要な4つの要因について、具体的なデータとともに詳しく解説します。
新車価格の値上がり
新車価格の高騰は、ヴェルファイアの中古車が値上がりしている要因のひとつといえます。新車価格の上昇の背景にあるのは、原材料費や輸送コストの増加、安全装備の標準化に伴う開発コストの増大などの要因です。
新車価格が上がれば、車を買う際に新車ではなく中古車を選ぶ人が増えるため、必然的に中古車の相対的な価値も高まります。かつて300万円台で購入できた先代モデルが、新型の高額化によりお手頃な選択肢として再評価されているというのが現状です。
新車が高額化した昨今では、先代モデルも含めて需要が高まり、価格下落を抑制する構造が生まれています。
新車の納期の遅延
新車の納期遅延も、ヴェルファイアの中古車の値上がりを加速させた大きな要因です。40系ヴェルファイアは発売時に大量の注文が殺到し、納車まで1年以上待つケースが相次ぎました。半導体不足や部品供給の遅れが重なり、生産が需要に追いつかない状況が長期化したためです。
こうした納期遅延は、今すぐに乗りたいという購入希望者を中古車市場へと向かわせます。新車を待てない層が登録済み未使用車や低走行の中古車に殺到した結果、需給バランスが大きく崩れ、価格が急騰しました。
直近では、供給体制の改善により状況は落ち着きつつあるものの、納期遅延の影響は依然として中古車市場に残っています。
海外での需要の高まり
海外市場における需要拡大も、ヴェルファイアの中古車の値上がりにつながる要素です。特にマレーシアなど東南アジアでは、日本国内よりも高い相場で取引されています。
新車購入から1年後に、購入価格を上回る金額で売却できた事例も報告されているほどです。中東諸国でも、ヴェルファイアの高級感と広い室内空間が高く評価され、需要が拡大し続けています。
こうした海外での人気は、国内の買取相場にも波及する要因です。海外販路を持つ買取業者は、輸出相場を反映した高額査定を提示できるため、売却時には海外ネットワークの有無が査定額に大きく影響します。
円安基調が続く昨今は、輸出業者にとって日本からの仕入れコストが相対的に低下し、海外での販売利益が拡大しやすい環境です。この為替メリットは国内における買取価格の上昇圧力であり、ヴェルファイアの中古車が値上がりする一因となっています。
ライバル車の中古車価格の動向
ヴェルファイアの兄弟車であるアルファードも、同様に高い中古車価格を維持しています。新型発売時には両車ともに大量の注文が殺到し、販売店によっては受注停止に追い込まれました。このため、中古車相場も連動して高騰する現象が見られました。
ただし、市場における流通量には明確な差があります。各年の新車販売台数を見ると、アルファードはヴェルファイアの3倍程度売れているため、中古車市場における流通量も、アルファードのほうが圧倒的に多いのが現状です。
販売店での下取り対応にも、違いが生じています。アルファードは人気が高く、買取店に流れやすいため、新車販売店では下取り額を特別に上乗せする動きも見られる状況です。
ヴェルファイアの中古価格の値上がりはいつまで続く?
ヴェルファイアの中古車の値上がりは今がピークなのか、それともまだ続くのかは、購入を検討している方にとって気になるポイントではないでしょうか。
今後の価格を左右する要素は複数あり、購入を検討中の方も売却を考えている方も、今後の市場動向を正しく理解することが重要です。
ヴェルファイアの中古車価格がいつまで高値を維持するのか、あるいは下落に転じるのか、4つの視点から詳しく解説していきます。
40系の中古流通量増加による価格下落の可能性
40系ヴェルファイアは2023年6月に発売されてから、すでに3年近く経過しています。発売当初は新車の納期遅延により、中古車市場では平均総額が1,000万円を超えるような異常な高騰を見せていました。しかしこうした状況も、徐々に落ち着きを取り戻しています。
主な要因は、新車の供給体制が安定化し、納期が短縮されたことです。加えて、初期オーナーの買い替えが進み、中古車市場への流通量が着実に増加しています。今後も新車からの流入は継続する見込みです。
供給量の増加に伴い、需給バランスは緩和方向へと向かっています。特に年次改良や新型モデルの登場時には、さらなる価格変動が予想されるでしょう。
30系が再び値上がりする可能性
一方、30系ヴェルファイアが再び値上がりする可能性も完全には否定できません。
最大の要因は海外需要の継続的な拡大です。アジア諸国や中東地域では、日本製の高級ミニバンへの需要が依然として高く、特に状態の良い30系は輸出業者による活発な買い付けが続いています。
加えて、40系の新車価格が高額であることも影響しています。予算面で40系に手が届かない層が、装備の充実した30系後期モデルに流れる動きが強まれば、需給バランスが再び引き締まる可能性も考えられるでしょう。
ただし、経年劣化による修理コストの増加などの逆風要因も存在するため、大幅な値上がりは期待しにくい状況です。
為替の動向が輸出相場に与える影響
為替レートの変動も、ヴェルファイアの中古車価格に影響を及ぼす要因です。円安が進行すると、輸出業者にとって日本車の仕入れコストが下がるため、海外バイヤーによる買い付けが活発化します。
その結果、国内から海外へ流出する車両が増加し、国内の供給量が減少することで価格が上昇する仕組みです。実際に2022年から2024年にかけて円安基調が続いた際には、中古車の輸出台数が増加し、ヴェルファイアを含む人気車種の国内価格は高止まりしました。
逆に円高局面では輸出における採算が悪化し、国内在庫が増えることで価格下落圧力が強まります。為替の動向は、今後の価格予測において見逃せない要素といえるでしょう。
まとめ
ヴェルファイアの中古車価格が値上がりする要因として、新車価格の高騰や納期の遅延、海外需要の拡大などが挙げられます。現行モデルである40系の流通量増加や為替の動向が、今後の相場を左右する鍵といえるでしょう。
ここまで見てきたように、ヴェルファイアの中古車価格は依然として高い水準を維持しています。だからこそ、購入時には価格だけでなく、車両の品質や購入後の保証体制などにも注目すべきです。
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